アドレナリンとノルアドレナリンについて追加しました!

Fight or flight

緊張の正体である闘争と逃走のホルモンと呼ばれているノルアドレナリンについて関連事項に追加しました。会員の方はチェックお願いします。

また、緊張の原因であるノルアドレナリン絡みで臨床で使われているアドレナリンやアドレナリン絡みで高峰譲吉や脳科学的な観点から扁桃体等についても言及しています。

興味のある方はこちらをご覧ください。

プレ・パフォーマンス・ルーティーン

本日は、緊張のコントロールが絡みで「プレ・パフォーマンス・ルーティーン」についてのお話です。

ノルアドレナリンのコンテンツでも触れていますが、

極度の緊張場面では、過度の緊張から交感神経が刺激され思うように身体が動かなったり、頭が真っ白になったりします。

このことは、プレ・パフォーマンス・ルーティンを行うことによって回避することができます。プレ・パフォーマンス・ルーティーンに意識を集中することによって、不安がなくなり、極度に緊張することもなくなり、適度な緊張状態を保つことができ、いざという時に力が出せる様になります。

これは、プロのアスリートの間では当たり前の様に行われています。

最近すごく話題になっているラグビーですが、4年前のW杯で活躍されて有名になった五郎丸選手の祈りのポーズがまさにこれに当たります。

最近引退したイチロー選手のルーティーンも有名ですねぇ。

ゴルフでは、プレ・パフォーマンス・ルーティーンはプレ・ショット・ルーティーンとしてプロからゴルフの上手なシングルさんの間では必ず行われています。

臨床での応用は

意外と臨床でも普段の生活でも無意識に行なっている方は大勢います。

例えば、何か難しいことをするときとか、大きく深呼吸したりしていませんか?これが普段何気に無意識に行なっているプレ・パフォーマンス・ルーティーンです。

臨床で行うとしたら、スケーリングをするとき、難抜歯をするとき、オペをするときなどに大きく深呼吸をするなど自分なりのプレ・パフォーマンス・ルーティーンをしてみたらいかがでしょうか?

やる気スイッチが入り、気持ちも落ち着き、集中力が高まります。

お試しあれ!


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アドレナリンとノルアドレナリン

Adrenaline and Noradrenaline

Slide 1
Fight or flight response
Fight or flight response
闘争・逃走反応
Walter Bradford Cannon

アドレナリンとノルアドレナリン

アドレナリンとノルアドレナリン どちらもよく聞くワードですが、どちらも「闘争」や「逃走」を助けるホルモンです。アドレナリンの方が私たちには聞きなれた言葉でしょうか?

では、まずアドレナリンからお話します。

ゴルフトーナメントの中継で、優勝争いをしている場面でよく解説者が興奮してアドレナリンが分泌されるのでボールの飛びすぎに注意しないといけませんと解説しているのを耳にします。

アドレナリンが出ると、火事場の馬鹿力が出るのでボールが飛び過ぎてしまうのです。

選手の方もこのことに関しては熟知していますので、番手を下げるなどそれなりの対策は取っています。

このようにアドレナリンは興奮したり戦ったりするときに分泌されるホルモンです。

アドレナリンは毎日使用している!

私たちの仕事場では実はこのアドレナリンとは毎日接近遭遇しています。血管収縮剤として浸麻(浸潤麻酔)に含まれています。ちなみにほとんどのカートリッジには表記はされていませんのであまりピンと来ないかもしれません。

患者さんは、緊張している上に、血管収縮剤を注射される訳なので、心拍数が上がりドキドキするわけです。浸麻をしなければドキドキしないかといったらこれはまた別物の話ですが😏

2006年までは「エピネフリン」や「エピレナミン」の表記が行われていました。(これらの呼び名がある理由は、日本人研究者の高峰譲吉が関係しています。ワシントンDCの湖畔の桜もアメリカで桜祭りがあることなどにも高峰譲吉は関わっています。興味のある方は、探求してください。)

「アドレナリン」「エピネフリン」は現在でもごっちゃに使われていますが、同じものです。ちなみに医学では世界共通でエピネフリンと呼ばれています。

世界で100年以上使われている薬は3つ

余談ですが、アドレナリンがらみで、世界で100年以上使われている薬は3つあります。

アドレナリン」、「タカジアスターゼ」、「アスピリン」、このうち「アドレナリン」と「タカジアスターゼ」の2つが高峰譲吉の偉業によるものです。凄いことです。

ザックリご説明します。

アドレナリン

まず、「アドレナリン」についてです。

最近は、歯科ではあまり止血剤として使用しなくなったボスミン®︎もアドレナリン(エピネフリン)のことです。

ボスミン®は、0.1%液(1,000倍希釈溶液)を滅菌ガーゼに浸漬させ出血部位を圧迫することにより、アドレナリンの血管収縮作用により止血効果を得ることができます。しかし、循環器系の合併症を有している患者さんでは、本剤の局所適用により血圧、脈拍などに異常を来すことがあるので注意が必要です。

稀ですが、外科処置で出血が止まりにくい場合、1/80000のアドレナリン(エピネフリン)含有の浸潤麻酔をして止血する場合もあります。また、高血圧等で血圧が上がる方は希釈してアドレナリンを1/160000にして使用していますネェ。

ちなみに、アドレナリンが含まれていない、浸潤麻酔で抜歯したら、出血量が多くて術野が見えなくて大変です。

医科では心臓が停止した際の蘇生時に、またアレルギーのショックが起きた時は自己注射「エピペン®︎」として行われています。

私たち医療関係者は凄くアドレナリンの恩恵に預かっています。医療関係にはなくてはならない薬剤で、しかも100年も使われていて日本人(高峰譲吉)によって作られたものなのです。

タカジアスターゼ

「タカジアスターゼ」も同様に高峰譲吉によって作られました。高峰譲吉のタカとギリシャ語の「強い」「最高の」意味をネーミングに利用したと思われます。

これは◯◯製薬の胃腸薬として現在も使用されています。

また、夏目漱石の「吾輩は猫である。名前はまだない。」の冒頭で始まる、「吾輩は猫である」を読んだことがある人もいると思いますが、そこにこんな一文があります。

『彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない不活溌な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。大飯を食った後でタカジヤスターゼを飲む。』

多分これは「タカジアスターゼ」のことだと思います。「タカジアスターゼ」は有名な小説にも出てくる薬なのです。

ちなみに、おろし大根に「ジアスターゼ」が含まれています!

アスピリン

解熱鎮痛薬や抗血小板薬として服用されている薬です。ドイツのバイエル社の商標名としてのアスピリン®︎が全世界的に有名です。

アセチルサリチル酸のことですが、1899年に発売されてから、作用メカニズムが70年経過した1971年に、ジョン・ロバート・ベーンによって解明されました。このことで彼は、ノーベル賞を受賞しました。

日本では「バファリン®︎」や「ケロリン®︎」としての認知度が高いと思われます。アスピリンは鎮痛作用が強い分、副作用も強く、胃潰瘍を起こしやすいのです。

そこで、「バファリン®︎」は、アスピリンにダイバッファーHTの制酸剤を配合しました。歯科関係に馴染みの深いライオンから販売されています。

「ケロリン®︎」は、胃粘膜を保護するために和漢生薬の桂皮末を配合してある医薬品です。

臨床では結構「バイアスピリン」として遭遇する機会が多い

臨床では、抗血栓療法をしている患者さんは、抗血小板薬として「バファリン81mg錠」と「バイアスピリン100mg錠」などを服用しています。アスピリンの量は1錠81~100mgです。“血液さらさら”作用を目的とする場合には、1日あたり1錠を内服しています。それに対して解熱・鎮痛作用を目的とするアスピリンには「バファリン330mg錠」などの商品があります。これは市販されています。

ちなみに、低用量のアスピリンは市販されていません。

そこで、少量飲めばいいと思い小児用バファリンを服用しても、「小児用バファリン」は主成分がアセトアミノフェンになっていますので効果はありません。

理由は、小児ではインフルエンザなどのウィルス疾患にアスピリンを投与するとライ症候群という脳症を起こす場合があるからです。

大人用のバファリンでもアスピリンでないものがありますので注意してください。

余談はこのぐらいにして本題に戻ります。

アドレナリンとノルアドレナリンの違い

共に、アミノ酸のチロシンから作られ、構造体も類似しています。作用も類似していますが、一番の違いは受容体の分布が違います。アドレナリンは、心臓や筋肉にありますが、ノルアドレナリンの受容体のほとんどは、脳にあります。

さらに、ノルアドレナリンは副腎以外の交感神経端末からも分泌されますが、アドレナリンは副腎からしか分泌されません。

ザックリですが、アドレナリンは体に作用し、ノルアドレナリン は、脳(心)に作用すると考えていただければいいと思います。

ノルアドレナリンは交感神経を活発化

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