ゴールの設定
Setting goals
なぜゴールを設定するのか?
ミッションを実現するには、ゴールの設定が不可欠です。世の中を変える人は、将来の大きな目標という自分のゴールを持っていると言われています。歯磨きの仕方を変えるということは、自分の習慣を変えるということになります。このことはある意味、患者さんにとってはすごいミッションになります。方法を提案する側にとっても同様です。要するに難しいということです。難しいからやめましょうでは話になりませんので、何とか達成する方法を患者さんに提供することをしなければなりません。そのために成功者がどの様にして自分で計画したミッションを達成することができたのかを知ればすごく参考になります。そこで最近テレビでよく話題になる大谷翔平選手(以下、大谷選手と記述)を例にして考えてみることにします。
ところで、大谷選手がどの様にゴールを設定して実行していったか、テレビのニュースで知りました。大谷選手は、高校一年生の時にゴールを設定してそれを達成するために必要なことを明確にしたマンダラチャートを作成して実行したそうです。彼が実際に作成したマンダラチャートをご覧になりたい方はここをクリックしてください。
マンダラチャートに興味がある方は、簡易マンダラチャートが下記よりダウンロードできますのでダウンロードしてご使用になってください。
このマンダラチャートを作成した大谷選手もすごいのですが、これを作成させた花巻東高等学校の佐々木洋監督がすごいと思いませんか?佐々木監督は、2019年メジャーリーグのマリナーズで活躍している菊池雄星選手も育てた監督です。メジャーリーグで左投げの投手かたや二刀流の選手を育てた名監督です。ちなみに、大谷選手は菊池選手に憧れて花巻東高等学校に入部したそうです。
佐々木監督は、野球部に入部してきた部員にこのマンダラチャートを必ず作成させるそうです。そして「言葉こそが大事だ」を基本思想として将来の大きな目標をチャートの真ん中に書かせ、そのために何をすべきかを細かくチャートにして書きこませるそうです。
それでは、監督が育てたもうひとりの怪物、菊池選手のチャートを見てみると、菊池選手のチャートには
「実戦で使えるピッチャー」
「MAX155キロ」
「甲子園で優勝」
そして、その目標を達成するために必要な要素として「投球スタイルを確立する」「肩周辺の筋力UP」「徹底力」という言葉も書き込んであったそうです。
菊池選手は1年の夏の時点で145kmを投げ、甲子園のマウンドを経験しましたが、その後はフォームに悩み、心が折れそうになる時期もあったそうです。しかし、「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分」という高橋歩の名言を座右の銘に掲げ、自ら定めた目標と数字を逃げずに追い求めたそうです。さらに、高校時代の菊池選手は「試練は乗り越えられる者だけに訪れる」という聖書の言葉をよく使ったそうです。菊池選手は不運にも肋骨の骨折等で甲子園では優勝投手にはなれなかったですがその後、ライオンズに入り日本を代表する左腕として活躍することとなり、現在に至っています。
話を戻します。菊池選手が卒業すると入れ替わりに怪物の大谷選手が入部してきました。
佐々木監督は大谷選手に「目標には具体的な数字がないといけないし、計画がなければ目標とは言えない」と大谷選手にもその言葉を何度となく投げかけたそうです。
大谷選手には『雄星さんのようになりたい、という考えは持たないように』といったそうです。誰かみたいになりたい、という考えではその人を上回ることはできない。超えたい、と思わなければダメなんだ」と
大谷選手は「163キロ」という数字を書いたそうです。それは160kmを出したいと思うのであれば、それ以上を目指さなければならないという意味だからです。
そして大谷選手は、高校3年の夏。岩手県大会の決勝で涙を飲み、大谷選手は甲子園出場を逃しました。それでも準決勝、一関学院戦で、アマチュア史上最速の160kmを記録しました。
そして日本ハムに入団し、二刀流で活躍し、メジャーリーグでも二刀流で活躍することになります。
大谷翔平選手と菊池雄星選手奇しくも花巻東高等学校の佐々木洋監督の指導方法を例にして説明しましたが、ゴールを設定することの重要性をわかっていただけたでしょうか?
次は、ゴールの設定の方法です。
ゴールの設定
ゴールの設定の仕方は簡単です。皆さんがうまく物事を達成しているときは知らず知らずにこの方法をしています。ステップは以下のようになります。
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失敗者が何をして失敗したかよりも、成功者が何をして成功したかを学びなさい。「出来ないこと」ではなく、「出来ること」に集中しなさい。
ピーター・ドラッカー