螺旋的発展の法則
Low of spiral development
Tine Ivaničなぜ螺旋的発展の法則なのか?
「螺旋的発展の法則」とは文字通り螺旋状にクルクル回って発展していくという法則です。ご存知の方もいると思いますが、ヘーゲルの弁証法の法則です。なぜ哲学なのか?なぜ螺旋的発展なのか?アウフヘーベンしようよ!という訳ではありません。
我々の周りには、螺旋構造をしているものが意外とたくさんあります。自然界はこの螺旋構造になっているものが多く、さらに哲学の分野でもこの螺旋を法則として捉えています。この螺旋構造こそ揺らぎやフラクタルといった美しくも心地よい自然の法則を形成する重要なファクターです。恐れ多くもこの自然の隠された法則を阿左見歯科医院のTBIのフレームワークとして利用したからです。では、それについて順にご説明します。
フィボナッチ数列と黄金比
いきなり数学の話で面食らうかも知れませんが、螺旋的発展の法則がどうして関係があるのか?それは、螺旋構造はフィボナッチ数列や黄金比と関係があるからです。
このことを初めて知ったのは高校生の頃でした。数学授業で初めてフィボナッチ数(数列)について知りました。数学の先生が黒板に書いて熱く語っていたのを昨日の様に記憶しています。あまりに熱く語られたのでインパクト記憶として残っているのかもしれません。では、簡単に説明します。
まず、フィボナッチ数列とは前の二つの数字の和を並べた数列(1,1,2,3,5,8……)のことです。
次に、黄金比について説明します。黄金比とは近似値1:1.618(約5:8)の比のことで、最も美しい比だといわれています。
黄金比の特徴は「黄金比の長方形について。短い方の辺を基準として正方形を作り二つに分けた時、長方形の図形の辺の比がまた黄金比になる」ということです。とても不思議な比です。
「フィボナッチ数列」と「黄金比」一見なんの関係性もなさそうに見えますが、フィボナッチ数列の連続する項の比率を計算する(二つの数を選び、小さい方の数で大きい方の数を割る)と面白いことが起こります。
フィボナッチ数列(1,1,2,3,5,8,13,21,34,55……)
1/1=1
2/1=2
3/2=1.5
5/3=1.6666……
8/5=1.6
13/8=1.625
21/13=1.61538……
フィボナッチ数列の連続する項の比率は黄金比に近づきます。
一見関係なさそうに見えるものがこんなところで繋がっています。不思議だと思いませんか?
解りやすく説明してくれたビデオがありましたのでご覧ください。
黄金比と歯科
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ベンジャミン・フランクリン