ユニクロの寄贈マスク届く
UNIQLO donated mask arrives
ユニクロから寄贈マスクが届きました。フィット感もよく流石といった感じです。今回の企画に改めて「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」ファストリテイリングのビジョンに感謝いたします。
と言う訳で、久しぶりにマスクをフォーカスしてみました。
新型コロナは世界の今までの概念を尽く変えてしまっていますが、マスクに関するゴールドスタンダードも変えようとしています。
マスクの認識変わる!
以前は、WHOのマスクに関するガイダンス1)2)には「マスクをする文化」とまで揶揄していた日本のマスク文化が、今や世界のスタンダードになろうとしています。
新型コロナの感染が拡大するまでは、感染対策としてのマスクの研究はあまり行われていなかったので、有効なのか無効なのかというデータがあまりありませんでした。それ故にエビデンスがないため「予防効果がない」とされていました。
当然、医療関係者の間では、「マスクには予防効果がない」というのが共通認識でした。4)5)
しかしながら、エビデンスとなるデータ?により、マスクに対する認識が変わりつつあります。
揶揄していたWHOまでが6月5日に「健常者の感染予防のためにもマスクを着用することを推奨する姿勢に転換」3)しました。以前では考えられない展開になってきました。
図1をご覧ください。北欧とオーストラリア以外はマスクの着用率は相当なものです。(詳細はこちら)
日本スタイルが今や世界のスタンダードになってしまいました。
恐ろしいことに、マスクをしないと罰金を科す国まで現れてきてしまいました。
この新習慣は当然のごとく真夏にも行われることになります。接触冷感素材等を使用することになると予想できますが、マスクをすることで熱中症も危惧されます。
接触冷感素材で予防効果はあるのか?マスク自体に予防効果はあるのか等いろいろ調査しなければならないことは山積している様に思われます。
もう一度、接触冷感素材におけるデーターの収集やマスクに対するコホート研究等によるエビデンスが必要かもしれません。
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参考文献
2)World Health Organization. Advice on the use of masks in the context of COVID-19. 6 Apr 2020.
3)Advice on the use of masks in the context of COVID-19: Interim guidance, 5 June 2020