マスクの正しい付け方・外し方

How-to-attach-and-remove-the-mask-correctly

新型コロナウイルスは、警戒レベルが最高度の世界的大流行を意味するパンデミック(pandemic)でなく、根拠のない情報が大量に拡散するインフォデミック(infodemic)が起きています。

マスクに関しても正確な情報が認知されていないため、医療機関でも入手困難な異常な事態になっています。

適切な付け方と取り扱い、さらに、適切な外し方をし、廃棄しないと感染対策はできません。

感染対策の方法が広く認知されていない様に思われます。

厚生労働省や内閣府からも感染対策のわかりやすい啓蒙ポスターも出されていますが、感染対策を考慮すると少し補足した方が良さそうに思われます。

そこで、「マスクの使い方」とそれに関係する「手洗いの仕方」についてフォーカスしました。

まず WHOが推奨している

How to put on, use, take off and dispose of a mask

をご覧ください。

マスクの着用、使用、除去、廃棄の方法

1.Before putting on a mask, clean hands with alcohol-based hand rub or soap and water.

2.Cover mouth and nose with mask and make sure there are no gaps between your face and the mask.

3.Avoid touching the mask while using it; if you do, clean your hands with alcohol-based hand rub or soap and water.

4.Replace the mask with a new one as soon as it is damp and do not re-use single-use masks.

5.To remove the mask: remove it from behind (do not touch the front of mask); discard immediately in a closed bin; clean hands with alcohol-based hand rub or soap and water.

日本語に訳すと下記の様になります。

1、マスクをつける前に、アルコールベースの手洗いまたは石鹸と水で手をきれいにしてください。

2、マスクで口と鼻を覆い、顔とマスクの間に隙間がないことを確認してください。

3、使用中はマスクに触れないでください。行った場合は、アルコールベースのハンドラブまたは石鹸と水で手をきれいにしてください。

4、湿ったらすぐにマスクを新しいものと交換し、使い捨てマスクを再使用しないでください。

5、マスクを外すには:マスクを背後から外します(マスクの前面に触れないでください)。閉鎖することができる容器にすぐに捨てます。その後、アルコールベースの手洗いまたは石鹸と水で手をきれいにします。

マスクも適切に使わないと感染源

1〜5の項目が励行されればマスクのHow toは一応クリアです。もしクリアできていなければあなたが感染源になる可能性があります。

外したマスクを無造作に机の上においたり、マスクの前面を触った手で適切な処置をしないまま、いろいろな場所に触れたりする行為をしたら逆に感染を広げてしまう事になってしまいます。

マスクを着用する場合は、その使用方法を知って適切に廃棄する必要があるということです。

マスクを使う時

実は、 WHOのサイトの冒頭に「When to use a mask」(マスクを使うとき)についても記述があるのでご紹介します。

Masks are effective only when used in combination with frequent hand-cleaning with alcohol-based hand rub or soap and water.

マスクは、アルコールベースの手洗いまたは石けんと水で頻繁に手洗いすることと組み合わせて使用した場合にのみ有効です。

では、次に手の洗い方についてです。WHO作成

手の洗い方(石鹸編)

手の洗い方(アルコール編)

手を洗う時

何かの行為を「行う前」と「行った後」にする様にすれば良いだけです。

医療関係では「 手指衛生の5つのタイミング 」として認知されています。

これもWHOの「WHO Guidelines on hand hygiene in health care」としてガイドラインが出されています。

5つのタイミングとは?


① 患者さんに触れる前( 手指を介して伝播する病原微生物から患者さんを守るため )
② 清潔 / 無菌操作の前( 患者さんの体内に微生物が侵入することを防ぐため )
③ 体液に曝露された可能性のある場合( 患者さんの 病原微生物から医療従事者
を守るため )
④ 患者さんに触れた後(患者さんの病原微生物から医療従事者と医療環境を守るため)
⑤ 患者さんの周辺の環境や物品に触れた後(患者さんの病原微生物から医療従事者と医療環境を守るため)
である。

医療現場ではこのガイドラインにしたがって行われています。

普段生活する上では、何かを「行う前」と「行った後」に手を洗えば良いと思います。

この行為を習慣化すれば予防効果はぐんと高まります。

違う角度から考えると

マスクをしたり、手を洗ったりするのは、体の免疫細胞が闘うウイルスの数を少なくするための行為です。

10匹のウイルスと1000匹をウイルスが体に侵襲してきたら、10匹なら勝てるけど、1000匹なら免疫細胞が負けてしまうと考えればわかりやすいと思います。

マスクが予防に効果的ということはエビデンスがないので、微妙だとして、体の免疫細胞が十分働いてくれる状況を作るために、適切なマスクの使用適切な手洗いを併用して行えば効果があると考えればいいと思います。

まとめ

マスクを装着する前の手洗いが重要

マスクを間隙がない様に装着する

使用中はマスクに触れないこと

湿ったら交換し、再利用はNG

外すときは後ろから、前面は決して触らないこと

使用したマスクは適切に廃棄すること

最後に手洗いを

内閣府や厚生労働省からマスクや手洗いが予防になるとのお知らせの啓蒙ポスターがありますが、今回フォーカスしたマスクのことに関してだけでも情報不足の様に思われます。

パンデミックやインフォデミックを防ぐ意味でも、正しい予防のマスクの使い方や手洗いの方法等を啓蒙することが必要かもしれません。

適切なマスクの取り扱い」と「適切な手洗い」の組み合わせで感染対策


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追記

連日のコロナウイルスの報道に目を奪われがちですが、アメリカではインフルエンザに2200万人も感染し、12000人が死亡しています。コロナウイルスの比ではありません。

さらに、最近、外務省からスポット情報が出たぐらいです。

アメリカの医療水準は素晴らしいものですが、医療費が高額のためすべての人が受診できません。また、ほとんどが予約制のため、すぐに受診してもらえません。

タミフル、リレンザ等は発症後48時間以内に使用しないと効果がありません。その結果、重症になってしまい死亡者が多くなってしまっていると想像できます。

改めて、日本の医療制度にも問題はありますが、国民皆保険と低額な治療費ですぐに受診できる事に感謝ですねぇ。

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