11月の診療予定のお知らせ

Notice of medical treatment schedule in november 2021

Photo by Johannes Plenio on Unsplash

通常通り木曜日日曜日休診日になりますが、11月4日(木)11月25日(木)は診療いたします。

現在の新型コロナ患者数は?

去る2ヶ月ほど前に、新型コロナウイルスの中でデルタ株は最も感染スピードが速く、今までの株とは違い一番手ごわい変異株で各国が規制解除や経済再開に動いている中で新型コロナ感染症を巡る概念を覆す変異株で、専門家会議にもう打つては無いので「自分の身は自分で守れ」と言わしめたデルタ株・・・

ところが、最近では喜ばしいことに感染者数が激減しています。ちなみに、第4波までは、ワクチン等の医薬品は使用していないので100年前のスペイン風邪と同様な対策である人流制限をメインに行ってきましたが、長引く制限や新型コロナに慣れてしまったせいか第5波では、人流の制限はしたもののほとんど歯止めが効きませんでした。

ところがデルタ株による感染者はあれよあれよという間に激減して、10月18日の時点で今年で一番少ない感染者数232人になってしまいました。

人流制限や緊急事態宣言は関係ないかもしれない?

激減の理由は、専門家会議でも説明はつかないようでいろいろな推論が飛び交っている様です。

ちなみに、専門家は、「リスク認識による自粛と緊急事態宣言での接触減」「ワクチンの普及」「若年世代の行動の変化と自然感染による免疫」「気温の影響」等いろいろ挙げていますが、どれもイマイチ説得力がありません。

デルタ株は元々インドで発見され、インドで猛威をふるいました。ところが、インドでも2ヶ月ほどしたらピークを迎え2ヶ月ほどで感染者数が激減してしまいました。

ほとんど対策をしないで激減してしまった現象について、1971年に米国の進化生物学者のマンフレートアイゲンが提唱した「エラーカタストルフの限界」という50年前の説が急浮上してきました。

この説は、「ウイルスは変異しすぎるとそのせいで自滅する」という考え方です。

ちなみに、特例承認されてもしかしたら飲むかもしれない米国の「メルク社」の飲み薬「モルヌピラビル」は、「エラーカタストロフの限界」をあえて引き起こすことでウイルスの自壊を進行させる作用があると言われています。

ところで、今までの感染者数の変化を見てみると、ざっくりですが・・・

どの波も、約2ヶ月でピークに達し、約2ヶ月で減少しています。人流の制限や緊急事態宣言は関係なくウイルスの「エラーカタストロフの限界」という特性ではないのかと考えられるようになってきました。

この考え方が一番しっくりきます。

もしこの考え方が正解とすると、それぞれの株の特性があり、ウイルスのコピーミスが生じてある変曲点からウイルスが自壊し始めウイルスはいなくなってしまうことになります。

100年前のスペイン風邪の時は、今と違いワクチン等はありません。にも関わらず2年ぐらいでスペイン風邪は収束してしまいました.

ただしこの説も全ての国に当てはまるかというと微妙の様です。

どちらにしてもデータの分析等で原因がはっきりするはずです。というかはっきりさせなくてはいけません。

新型コロナウイルスは日本の医療体制の弱点を炙り出した!

今回の新型コロナウイルスによって、今の医療体制は、一部の医療機関だけが逼迫して、民間医療機関は全く機能していないとういうことが露呈しました。

世界で、一番病院が多くて、新型コロナの感染者数が諸外国に比べ一桁少ないにも関わらず逼迫してしまう医療体制は改善すべきです。医療が逼迫してしまうから、医療体制の改善を行わず、国民に責任転換させる対策はいかがなものかとほとんどの国民はおかしいと思い始めています。新型コロナが収まってもまた新たな感染症が発生するかも知れません。

今回の教訓を生かし、医療体制の改善を行うべきです。


参考資料

「エラーカタストロフの限界」を超えるコロナウイルス変異への対応


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