5月の診療予定のお知らせ

Notice of medical treatment schedule in May 2022

ゴールデンウィークは暦通りの診療になります。あとは、通常通り木曜日と日曜日が休診日になります

1年前の5月のお知らせを見てみると、アイキャッチがゴルフボールでした。理由は、診療予定のお知らせを作成している時期は、ちょうどゴルフのマスターズが開催されて、さらに、去年は松山選手が、日本人で初めてマスターズに優勝した記念すべき年だったからです。

さて、今年は、コロナ禍にも関わらず、観客を入れて通常通り行われていました。しかもノーマスクでの観戦でした。以前に当ブログの「マスク」と「手洗い」と「うがい」についてで触れたように、欧米人は、マスクを毛嫌いする文化の様です。欧米人は、マスクよりワクチンで予防という思考の様です。

今年のマスターズは、松山選手の連覇を期待していましたが残念ながら実現しませんでした。しかし、ケガから見事、復帰したタイガー・ウッズの参戦もありゴルフファンには寝不足が続く4日間でした。結果は、アメリカのスコッティ・シェフラー選手がマスターズ初優勝で幕を閉じました。

「ウクライナ問題」や「コロナ」さらに「円安」とあまりいい話題がないので、今回もマスターズについてフォーカスしてみます。マスターズのことに関しての知識があると、ゴルフが趣味である患者さんとのコミュニケーションの役に立つかもしれません。😃

マスターズの歴史

マスターズは、1934年に球聖ボビー・ジョーンズと友人で実業家のクリフォード・ロバーツの企画により”Augusta National Invitation Tournament”として始まりましたが、1939年にマスターズというタイトルに変更されて現在に至っています。

ボビー・ジョーンズはこのマスターズという呼び名があまり気に入らなかったと言われています。

開催日時は、毎年4月2週目の日曜日に最終日を迎えるように開催されています。

出場選手は、前年度の世界各地のツアーでの賞金ランキング上位者、メジャー優勝者など、マスターズ主催者からの招待状が来ないと出場できない大会です。

事実、今年は、発言問題や新ツアー問題等で話題の3度の優勝経験があるフィル・ミケルソンは招待されず出場していませんでした。

ちなみにマスターズは、4大メジャーの一つです。唯一毎年同じ会場すなわち、アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブで開催されます。

他のメジャー大会は、全米オープン、全米プロ、全英オープンがありますが、これらは毎年開催されるゴルフ場が変わります。

優勝者の特典

1:グリーンジャケット

優勝者には「グリーンジャケット」が贈られます。優勝して1年間は、持ち出して着用できる様です。松山選手が昨年優勝した際に解説者の中嶋プロがグリーンジャケットを一度着てみたいと松山選手に懇願していました。そして2年目以降はクラブに返却し、オーガスタにいる時だけ着用できるそうです。ジャケットは通常ゴルフクラブのロッカーに保管され、優勝者はトーナメント期間中のみロッカーから出して着用することが許されるそうです。

2:マスターズの名誉会員

優勝者はもれなくオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの名誉会員となります。

3:生涯出場権の付与

基本的には一生マスターズに出場できますが、2002年に大会を主催するマスターズ委員会が、一定水準のスコアでラウンドできなくなった選手に対して出場辞退を要請する手紙を送ったことやコースの全長が長くなったことで往年の名選手が自ら出場しなくなってきています。

4:他のメジャー大会出場権の獲得

全米オープン」「全米プロ」「全英オープン」の5年間の出場権

5:複数年の出場権の獲得

プレーヤーズ選手権」の5年間の出場権、5年間のPGAツアーシード権

観客のことを「パトロン」と呼称

通常のゴルフ中継では、観戦している人を「ギャラリー」と呼んでいます。ところが、マスターズゴルフのテレビ中継を視聴しているとゴルフ場で観戦している人を「パトロン」と呼んでいます。

サッカーの観客は「サポーター」、野球の観客は「ファン」そしてテニスとゴルフの観客は、「ギャラリー」と言いますが、マスターズの観客は「ギャラリー」とは呼ばず「パトロン」と呼称します。

ちなみに、パトロンは、patronと綴り、後援者、支援者、賛助者、奨励者、または特権を持つ人や財政支援をする人をいいます。

マスターズの観客を「パトロン」という理由は・・・

マスターズの創始期に、親しい仲間やオーガスタ・ナショナルGCのメンバーなどの後援者や支援者が観客として来る大会だったことから招待客のみが観戦できる大会だったからです。

現在でも、マスターズの観戦チケットはパトロンリストに登録された人に限り先行販売されます。さらに、パトロンリストへのウェイティングリストの登録は、1972年に締め切られ、パトロンが亡くなってもその遺族がチケットを購入し続けるいわゆる世襲制になっているため新たにパトロンになることは極めて難しいと言われています。

さらにさらに、そのチケットの購入代金は大会の賞金に振り分けられています。つまり、パトロン達はいまだに大会の運営に携わっているため、ギャラリーとは呼ばれず「パトロン」と呼称されています。


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