6月の診療予定のお知らせ
Notice of medical treatment schedule in June 2022
6月は、通常通り木曜日と日曜日が休診日になります。
アイキャッチを紫陽花にしたので、紫陽花の色についてちょっと調べてみました。
紫陽花の色は何によって決まるのか?
植物がもつ代表的な色素は、図1に示すように、フラボノイド、カロテノイド、ベタレイン、クロロフィルの 4 つに分類できます。
花の色を決める代表的な色素は、ブルーベリーの色素として認知されているフラボノイド系のなかのアントシアニンと呼ばれる化合物と言われています。その化学構造の僅かな違いが、花の色の違いとして現れます。
アントシアニンは pHが変化すると、色が変化するという性質があります。
アジサイに含まれているアントシアニンは図2に示すようにデルフィニジンという化合物です。
アジサイの色を左右する重要な物質は土壌中に含まれるアルミニウムです。デルフィニジンはアルミニウムと結びつくと、青くなる性質があります。
従って、アルミニウムをたくさん吸収したアジサイは青色、しなかったものは赤色、その中間が紫色になります。
同じアジサイの色が咲いているうちに変化していくのはクロロフィルや補助色素の量、アルミニウムの量、細胞中の pH の変化などによるものと考えられています。
ちなみに、紫陽花の花と思っている部分は萼で花ではありません。紫陽花は、萼を鑑賞する花なのです。
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