網様体賦活系(RAS)

Reticular Activating System

RASとは?

RASとはReticular Activating Systemの略で日本語にすると「網様体賦活系」です。これは目の前に起こる様々な現実のどれを認識してどれを認識しないか振り分けるフィルターのことです。ちなみに毛様体と間違えないようにしてください。

毛様体(Ciliary body)は、毛様体筋と毛様体突起から構成される目の周りの組織です。

脳は、毎秒、4億ビットの情報を処理していると言われています。そのうち処理される情報は、わずかの2000ビットだそうです。残りの情報の99.9%は処理されて消えているそうです。

こんなにたくさんの情報が脳に一度になだれ込んできたら脳は困ってしまい、思考不能になってしまいます。

それを防ぐために、人間は進化の過程でこの振り分けのシステムを獲得したといわれています。

脳は、RASが送ってきた情報に基づきその情報に合った行動を取らせます。

あなたの考え方に合う情報やあなたに関係する情報をピックアップします。つまり、興味のあることや知っていることにあなたの意識を引きつけます。


興味があることや知っていることしか認識しない

お知らせ

この記事やビデオは、保護中: 予防プログラム(TBI編) 会員限定です。

お申し込み


関連事項

へぇー体験

へぇ〜体験とは?「へぇ〜」は記憶に残りやすいということです。以前テレビでトリビアの泉という ...

目的意識の明確化

目的意識とは? 目的意識を辞書で調べてみると「自己の行為の目的についての明確な自覚」と記述 ...

螺旋的発展の法則

unsplash-logoTine Ivanič なぜ螺旋的発展の法則なのか? 「螺旋的発展の法則」... ...