PCR検査は「ベイズの定理」の認識必要

PCR test requires recognition of "Bayes' theorem"

ベイズの定理とは

陽性と診断された場合の本当に罹患している確率というベイズの定理を使った設問は、医師の国家試験には必ず出る問題らしく、これにPCR検査を当てはめるとPCR検査があまり意味をなさないことは数学的に証明されてしまいます。

またこのことは、お医者さんの共通認識です。

このことより、ほとんどのお医者さんはPCR検査には否定的です。

PCR検査の数を増やすことは診断するための情報を多くする意味では有意義ですが、諸外国の様に闇雲にしてもあまり意味はありません。

必要なことは、検査の採取方法を現行の鼻咽頭からする方法でなく、簡便にしかも感染リスクの低い唾液でする方法かと思います。

ベイズの定理については、小難しい微分や積分は必要ありません。足し算と割り算と掛け算が理解できれば誰にでもわかります。

詳しく知りたい方は下記のビデオをご覧ください。

有病率が低い病気にPCR検査をしても意味がない

日本の人口が約1億2000万人として新型コロナウイルスに罹患している人が12,000人とすると、罹患率は約0.01%になります。上記の図に示す様に仮に条件を設定してベイズの定理で陽性と診断された場合の本当の罹患率の確率を計算してみると0.05%となりPCR検査の意味はほとんどないことになります。

これらのことより、PCR検査は意味をなさないことになります。

新型コロナウイルス専門家委員は、日本の頭脳のメンバーが召集されて構成されています。2月頃は、「限られたPCR検査の資源を、重症化の恐れがある方の検査のために集中させる必要がある」と表現していました。このことは、PCR検査の本質をとらえていた回答の様に思われます。どうして方向を転換してしまったのでしょうか?

PCR検査はどうなるのか?

日本医師会や専門家が、PCR検査の有用性についての説明がされていない今となっては、マスコミの力は大きく、いつの間にか新型コロナウイルスの検査をするのに、オールマイティーのごとくの検査になってしまった「所詮PCRされどPCR検査」が、さらに世論に後押しされて、おかしな方向に動き出してしまいました。

出口戦略が見えない長丁場の戦いになることより、もし検査を行うのなら、検査が簡便に行えることと術者に感染の可能性がない唾液による検体採取を採用するべきと思われます。

ただし、医療資源のリソースに関しては考慮すべきであることはいうまでもありませんし、闇雲に検査をすれば良いということに関してももう一度考え直す必要がありそうです。

Stay Home

北大の八割おじさんこと西浦教授の八割削減作戦ですが、理解が難しいのでこれについて説明したいところですが、これまた良いビデオがありましたので参考にしてください。


まとめ

PCR検査の有用性は微妙

PCR検査は唾液で行うべきかも?

PCR検査については再考必要


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