免疫とは?

免疫とは、体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのことです。 我々の身体の中では毎日、がん細胞などの異物(身体に害をもたらす細胞)ができますが、 さまざまな免疫細胞が連動し、がん細胞や異物を死滅させるために働いているからです。もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。免疫システムは15歳までに出来上がります。20歳を超えると、免疫力は落ちていきます。病気にならないようにすることつまり予防することには「免疫力をあげること」は非常に重要なキーワードです。

免疫力をあげるには?

1.腸内環境を整える

2.体温を上げる

3.適度な運動をする

4.ぐっすり眠る

5.栄養バランスを考えた食事をする

6.思いっきり笑う

などが考えられるでしょうか?

適度に運動して、規則正しい生活、バランスのとれた食事を心がけること、笑うことで免疫力は高められることがわかっています。要するに、身体に害をもたらす細胞やウイルスと戦う細胞を元気にすればいいことになります。

この戦う細胞である免疫細胞の約6割は腸にいると言われます。 腸内の免疫細胞を活性化できる食べ物をとり、免疫細胞を活性化させることが、免疫力をあげることに関与してくると考えられます。

ビタミンやミネラル、発酵食品などには免疫力を高めてくれる効果を持つものがあることは、すでにほとんどの人に認知されている情報です。健康に留意している方はこれらを積極的に摂取していると言われています。ちなみに巷にはこのての商品が溢れています。そこで、今回は、発酵食品を作っている乳酸菌についてフォーカスしてみました。

HK L-137は、数ある乳酸菌の中でも特に強い免疫賦活能を持っていた!

免疫細胞に取り込まれやすい

HK L-137の菌の表層の細胞壁には一般的な乳酸菌に比べ「リポテイコ酸」という成分が出ていて、これが多いと免疫細胞に取り込まれやすいことがわかってきています。

免疫賦活能が高い

HK L-137は一般的な乳酸菌に比べ、はるかに強くインターロイキン12(以下、IL-12と略します)を産生することがわかりました。IL-12は免疫細胞をもっと作りなさいと指令をだす物質です。この物質が体内で産生されるとウイルスや細菌や腫瘍細胞などの排除能力が高まり、増殖するのを抑制する働きが強くなります。要するに、病気になりにくい身体の状態になるということです。

HK L-137とは?

HK L-137は、ラクトバチルス・プランタラムL-137という乳酸菌を加熱処理したものです。

乳酸菌L-137は、アジアの伝統的な発酵保存食「なれずし」から発見されたそうです。

握り寿司などの酢飯を使った寿司は日本全国で広く親しまれていますが、その原型は魚とご飯を乳酸菌で発酵させた保存食「なれずし」というもので、日本では滋賀県の鮒寿司が有名です。このなれずし、ルーツをたどると東南アジアに辿り着くと言われます。乳酸菌L-137は、この東南アジアのなれずしからみつけられました。

この乳酸菌L-137を加熱殺菌した(Heat Killed)という意味から、これを”HK L-137“と名付けたそうです。

HK L-137は、私達の体の防衛能力、「免疫力」を高める作用があります。

一部の乳酸菌には、「おなかの調子を整える」働きの他に、「免疫力」を高める作用があります。この作用は、菌が死んでも弱まりません。むしろ、生きた乳酸菌では製品の保存中、あるいは体内環境や消化液の影響によりその作用が弱まってしまい、充分に効果のある状態を維持できない場合があります。

加熱処理すると効果が高まる

乳酸菌L-137を最も良い状態で加熱処理すると、生きた菌よりも強い作用を、安定して維持できること、さらに、加熱処理したHK L-137の賦活活性能は胃酸や腸の消化液の影響を受けにくくなるので、これらの理由で加熱処理をするようです。

様々な予防効果について列記します。


インフルエンザ感染予防効果

HK L-137は、マクロファージや樹状細胞のTh1型サイトカインの産生を促進します。このサイトカインが司るTh1型免疫は、ウイルスの感染防御に対して中心的に働く免疫です。HK L-137は、Th1型免疫の増強作用を有するため、ウイルス感染防御効果が期待されました。

そこで、マウスにHK L-137を経口投与し、インフルエンザ感染に対する有効性を評価しました。

その結果、HK L-137投与群では、ウイルスや細菌などの感染に対する初期防御において非常に重要なサイトカインである”IFN- β”が盛んに分泌され、強毒性のインフルエンザウイルスに感染したマウスの生存期間が延長しました。

インフルエンザの感染予防効果についてのまとめ

HK L-137の投与により、感染後のインフルエンザウイルスの増殖が抑えられ、結果としてマウスの生存期間が延長しました。HK L-137は、感染初期にIFN-β産生を強く誘導することで、ウイルスの増殖を抑えた可能性が考えられると考察しています。

インフルエンザウイルスは免疫細胞のIFN産生を抑制することにより感染を拡大させます。HK L-137は、強毒性のウイルス感染に対してもIFN-β産生を強く誘導しているため、インフルエンザウイルス感染の予防、特に初期防御に有効であると考えられます。

IFN-β産生を強く誘導

初期防御に有効


IFN-β血中濃度上昇効果

IFN-βは、ウイルスや細菌などの感染に対する初期防御において非常に重要なサイトカインです。強毒性のインフルエンザウイルスを用いたマウス感染実験では、HK L-137の投与により感染初期のIFN-β産生が高まることが確認されています。また、その結果として、肺におけるインフルエンザウイルスの増殖抑制や、生存期間の延長といった効果も認められています。

そこで、HK L-137の摂取が、ヒトのIFN-β産生に対してどのような影響を及ぼすのか検証しました。その結果、HK L-137を摂取した75%の被験者で、血中IFN-β濃度の上昇が認められました。

IFN-β血中濃度上昇効果のまとめ

HK L-137はIFN-β産生を増強し、インフルエンザウイルスの増殖を抑えて、生存期間を延長させる作用を持つことをマウス感染実験で確認しました。次に人で実験したわけです。

ヒト試験では、HK L-137の摂取によりIFN-βの血中濃度の上昇が示されました。ということは、HK L-137を日常摂取することは、インフルエンザの感染予防に有効であることが期待できます。また、IFN-βは一般的なウイルス、細菌感染に対しても効果的に働くサイトカインであることから、HK L-137の摂取が、インフルエンザ以外の感染症予防にも有効である可能性があります。

インフルエンザ以外の感染症予防にも有効である可能性あり


風邪予防効果

HK L-137の上気道感染症に対する有効性を評価するため、免疫の働きが低下しやすい、精神的ストレスを強く感じている健常者を対象に臨床試験を行いました。

その結果、HK L-137摂取群では免疫機能が向上し、上気道感染症発症数の減少や、摂取期間に伴う発症時の症状軽減が認められました。

HK L-137摂取群のT細胞は、対照群より高い増殖能を示しました。
また、HK L-137摂取群では上気道感染症の発症数が抑えられ、摂取期間に相関して風邪薬の服用日数の減少が認められました。

風邪予防効果のまとめ

HK L-137摂取群のT細胞増殖能は有意に上昇しました。

HK L-137摂取群の新規上気道感染症発症数が抑えられたのは、HK L-137の摂取によって免疫力が向上し、上気道感染リスクが低下したためだと考えられます。
その結果として、上気道感染症の発症日数(P=0.005, データ不掲載)や重症度(P=0.007, データ不掲載)、風邪薬の服用日数がHK L-137の摂取期間と相関して減少したと考えられます。

HK L-137の継続摂取は、風邪の発症リスク低下、発症時の症状軽減の両方に有効であると考えられます。

風邪の発症リスクの低下、発症時の症状軽減


歯周病改善効果

歯肉に炎症が起きると歯周ポケットが深くなり、これが4mmを超えると歯周病と診断されます。
歯周病の発症や進行には、免疫が密接に関係していることが分かっており、免疫力が低下すると治りが悪くなったり、悪化したりします。

HK L-137の歯周病に対する有効性を評価するため、継続的歯周病治療を受けている慢性歯周病患者を対象に臨床試験を実施しました。

その結果、HK L-137摂取群では歯周ポケットの改善が認められました。

歯周病改善効果まとめ

SPTなどの外科的治療とHK L-137の継続摂取を組み合わせることによって、より効果的に歯周ポケットが改善されることが示されました。
これは、HK L-137の摂取によって免疫力が高まったことで、歯周組織の抵抗力や再生力が高まったためと考えられます。

歯周病治療後のメインテナンス中のHK L-137の継続摂取は、歯周病の改善(歯周ポケットの改善)に有効であると考えられます。

HKL-137の摂取により歯周組織の抵抗力や再生力が高まる

歯周ポケットの改善に有効


まとめ

免疫力を高めるには乳酸菌が効果がある

HK L-137は免疫賦活力が著しく高い

HK L-137にはさまざまな予防効果がある


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