日本睡眠歯科学会
The Japanese Academy of Dental Sleep Medicine
日本睡眠歯科学会総会・学術集会
11月23日(金)11月24日(土)茨城県つくば国際会議場にて開催された日本睡眠歯科学会に行ってきました。
睡眠は人々の健康や社会生活に大きな影響があり、基本的には医科疾患でありますが、その診断や治療に歯科医が必要で、かつ非常に重要な分野でもあります。治療は医科との連携が必須ですが、現在もなお充実した医療連携が行われておりません。今回は、特に小児の閉塞性睡眠時無呼吸症をfocusして学会に参加してきました。
小児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)
2004年口腔内装置(OA)が保険でできるようになってから、歯科でもOSAの治療が行われるようになりました。当初は成人に対する治療がほとんどでしたが、最近では小児に対する治療も行われるようになりました。シンポジウムは4人の先生により行われ、活発な意見の交換が行われました。
OSAのシンポジウムに関して、睡眠歯科学会報告としてまとめましたので、関心のある方はご覧ください。
まとめ
今回、小児のOSAにfocusしてレポートしました。小児 OSA に関しては、成人に対する治療に比べ、まだ確立していない部分も多くありますが、いくつか検討を要することがあると思いました。
小児 OSA 治療が医科歯科連携の良好なモデルケースとなるであろうことから、医科との連携に必要な知識の研修が望まれる。
小児以降の人生における QOL の低下やフレイルの早期発見及び予防の観点から、小児期における OSA の早期発見に働きかけることが望まれる。
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