桜の花!
Cherry Blossoms
家の近くの桜の花をiPhoneで撮影してきました。ここで高校時代を思い出して一句
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
在原業平
この世の中に、まったく桜の花というものが無かったならば、春を迎える人の心は、おだやかでいられるだろうに という意味ですが、実際はその反対で「美しい桜の花よ、どうか散らずに、このままずっと咲いていておくれ」という、はかない花の命を惜しむ思いを、裏返しの形で表現した歌です。
散ればこそ いとど桜は めでたけれ 浮き世に何か久しかるべし
作者不明
上の歌の反歌で、散るからこそ、桜はいっそうすばらしいのです。このつらい世の中で一体何がいつまでも変わらずにいることができるでしょうか?いやできません。 という意味です。
「桜」豆知識
桜の由来
「桜」という言葉がはっきりと出てくるのは、元号の令和で脚光を浴びた万葉集だそうです。
当時の日本人は桜の木を神聖なものと考えていたようです。その根拠となるのが、「サクラ」という名前の由来です。
まずサクラの「サ」という字ですが、これは「サ神」を表しており、これは田んぼの神様と言われています。
次に「クラ」というのは、神様が鎮座する、「台座」のことであり、桜の花が咲くということは、田んぼの神様が山から下りてこられたと考え、神様を迎えるために、食物や酒をお供えしてお祝いしていたそうです。また当時は桜の花が咲く頃が田植えの時期と考えられていたようです。
日本五大桜
日本五大桜として1922年天然記念物として指定されました。下にリンクしてありますので興味のある方はご覧ください。